【群馬県 / 水上温泉郷 / 宝川温泉】いろんな男性の裸体越しに大自然を楽しんだ2016年温泉初めのおはなし①
電車からにじみ出るローカル感。
地方の電車って短くてカラフルでかわいいものが多いなぁ。
毎分ドラム缶10本分の総湯量を誇る秘湯宝川温泉
今回のお目当ては宝川温泉です。
『日本で一番大きい露天風呂で、しかも混浴』という超魅力的なスペックを兼ね備えた宝川温泉は、明治以前から温泉の湧く地として知られ、敷地内だけで4本もある源泉の総湯量は毎分ドラム缶10本分相当(約1,800リットル)という日本有数の湯量を誇る100%天然温泉。
毎分ですよ、毎分。
ドラム缶10本分ていうのは、同じ群馬県の伊香保温泉すべての旅館の湯量より多いらしいです。昭和に入ってから汲み上げられた温泉は、現在は自噴しているものは枯れてしまったそうですが、新潟県で100年ほど前に降り積もった雪が、地下水となり涌き出ているという説もあるとのこと。すごいですねー。
宝川温泉には
①混浴露天風呂3つ
②女性専用露天風呂
③女性専用内湯2つ
④男性専用内湯2つ
と全部で8つのお風呂があります。
日帰り温泉では③④の内湯がそれぞれ1つずつになりますが、混浴が苦手な女性も安心して入れる専用露天風呂があるのは、結構嬉しいのではないでしょうか。
さらに温泉だけじゃなくクマがいるわ、橋があるわと不思議な口コミが多数出てきたので、わくわくしながら向かいました。
独特すぎる個性が光る宝川温泉の庭園
水上駅からレンタカーで20分ほど山道を走った山間に宝川温泉はあります。ちなみに、最初タクシーと徒歩で楽しもうとか呑気なことを考えていたのですが、水上を楽しむならレンタカーはマストです。タクシーはまさかの2台しかおらず、予約もできないらしいのでペーパーゴールドの方は運転できる誰かと行くのがおすすめ。バスはJR上越線「水上駅」から宝川温泉行きの路線バスで約35分かかります。
日帰り温泉入口に到着。
駐車場のすぐ右手に宝川温泉のマップがあるのですが
広っ!!!!
なんのテーマパークだという広さ。日帰り温泉としては、まず外湯の露天風呂であったまってから内湯で体を洗うのが流れだということで、いそいそと受付へ。
入浴料は1人1,500円。混浴に入る場合は、1枚100円のオレンジ色の大判タオル2枚(体に巻いて入る用と体を拭く用)と1枚200円のフェイスタオル1枚のセットが必要です。※宿泊の女性はちゃんと湯あみ着を着て露天風呂に入れるみたいです。
受付を済ませて入るといきなり熊。
よい記念になりますとはなかなかの自信。
食堂を抜けて、矢印の示すまま受付裏手の通路から露天風呂へ向かいます。露天風呂まで150mほど歩くのですが、木と石でできた通路の両側には、古ーい農具や骨董品がずらり。さながら秘宝館のような様相になっています。
私は骨董品に明るくないのであれですが、こういうの好きな人は宝川ならぬ宝の山なんだろうなぁ。
アイヌ民族の木彫り人形や
いかにも重そうな錆びたタイプライター。
この右のやつ天狗入ってるけど昔のかき氷機…?
突如出てくる仏像&仏具グッズ。
これは……なんだろう。もはや状況設定もわからない。
清々しいほど統一感のない個性的な骨董セレクションと、味のありすぎる白墨文字と、無駄に一言ずつの看板乱立してる感じが不思議なバランスの世界観を作っていて、どんと来い超常現象がいくらでも起こりそうな感じです。ぱかっと割れた中身が蛍光色のたまごとか探したくなります。「全部まるっとごりっとお見通しだ!」とか言いながら山田奈緒子と上田次郎ががセットで歩いてて欲しいです。
この温泉はテルマエロマエⅡのロケ地だったので、阿部寛さんは別役で来てるのでしょうがどう思ったんでしょうかね。
骨董通路を抜けると大きな檻が。
クマだー!
別々の檻になんと4頭もいました。
クマを飼っている温泉は初めてです。
朝一番だったからかお腹をすかせてぐるぐるカゴの中を歩き回っていたのであんまり記念撮影させてくれる感じじゃありませんでしたが、お昼過ぎにりんごをはむはむしている姿はなかなかこの距離では見れないので貴重。クマって意外と面長なんですね。
ついでにうさぎもいました。
クマ園の隣にこの辺りの地図があるので場所を再確認。中央右のクマの絵もなかなかの味があります。
この橋の向こうが宿泊棟の汪泉閣。
日帰り客は行けませんが、この中にも内湯が一つずつあるみたいです。
橋の上からの景色もなかなか素敵。宝川温泉さんのHPに10月の紅葉シーズンや2月の雪に覆われる時期の写真がありましたが、豪雪シーズンはこうなります。
すごい…!!!!
東京から2時間ちょっとの世界とは思えない景色です。
春夏秋冬の季節を楽しめる時期にまた来たいですなー。
あ、ここにも熊が。
庭園内にもお地蔵さんや仏像や鬼の面なんかが至る所に点在していて、なんだかいろんなご利益系の香りが漂っています。
ただやはり統一感はない。(と思う)
橋の前を通り過ぎて石畳を露天風呂へと進みます。
さぁ、やっと露天風呂へ!!
と。お風呂にたどり着くまでに美術館と動物園の気分を味わえるなかなか無いくらい盛りだくさんなところだったので、お風呂については次回!お風呂も盛りだくさんだから!
ちゃんと書くので
よろしくねっ!(TRICKで一番好きなやつ)
今日もあなたのいちにちがいい湯加減でありますように。
※温泉の写真は宝川温泉ホームページよりお借りしました★
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※宝川山荘売店9:00~16:00
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