”引き寄せの法則”ではなく”にじり寄りの法則”について
お久しぶりです。
お元気でしょうか。
前回ケダマさんを見送ってから、早3ヶ月。
ケダマさんが無事帰ってきてしばらく過ごした後、爆買い外国人のような荷物を抱えてまた旅立っていったり。
温泉と銭湯を訪ねてメルボルンに行ったり。
PR担当として渋谷に市民映画祭をつくったり。
はじめてJ-WAVEやいろんなラジオで話をさせていただいたり。
新潟でマラソン10㎞走った直後に日本酒飲んで死にそうになったり。
長年勤めた本業での部署異動で盛大に送り出してもらったはいいけど送別の品によって自宅のお風呂が若干卑猥になったり。(普通の椅子として使われています)
その他ここには書けないけども公私共にこれでもかといろんなことが過ぎ去って、3年くらいの月日が流れた気がしています。
日々の記録も書きはじめると長くなってしまうからと、あえてログイン断ちという根拠のない新手の願掛けのようなことをしていました。笑
効果があったかはわかりませんが。
そんななか、一番大きかったのは
幸運にも大好きなお風呂を事業化させて
いただける機会をいただけたこと。
私は、銭湯も温泉もスーパー銭湯も
まるっと含めて湯船につかるときの
全身がほどけるような感覚が大好きな
ただのお風呂好きでした。
でも、イチ利用者ではない視点で温浴業界を見てみると、オーナーの高齢化・過疎化・施設の老朽化・利用者の減少・補助金問題…それぞれに問題を抱えていて。
特に危機的だと感じたのは銭湯でした。
一年に平均40軒のペースで潰れ、
利用者は約1800人ずつ減ってゆく銭湯は
今のままのペースでいくとあと15年でなくなってしまいます。
斜陽産業とはいえ15年て。すぐそこすぎない?
若いオーナーや銭湯を盛り上げようという動きも各地で出てきているので、このペースが続くかはわかりませんが、人々の生活のそばにあった銭湯が、日本独自のこの文化がなくなってしまうのはしごくもったいないし、嫌だ。
もちろん、私が実現したい目標もあるのですが、本当にそれが求められているか。実際に営む人が求めるカタチと新しい可能性を足したら、どういう答えが見えるのか。
準備を進めるにあたっていろいろな方に
ご協力をいただいて、話を聞いてぐるぐる考えて
正直うめきながら進んでいる日々です。
ブログをはじめて。
銭湯関連の方に出会って。
その輪が広がって。
書く場所が増えて。
気づいたら映画祭につながって。
それがまた広がって。
今に至る。
今関わって頂いている方々には、本当に感謝です。
先日、ご縁ですなーとケダマさんとお茶飲みながら話をしていて、
「よく引き寄せの法則がー、、とかいう言うけど、引き寄せの法則って立ち止まっている自分のとこに何かを引き寄せるみたいなイメージがあって、なんかオシャレすぎるんだよねぇ。いいよねぇそんなパワーあったら」とつぶやいたところ、
「俺はにじり寄りの法則パターンだからな~。一気には無理だけど、ちょっとずつちょっとずつこっちからにじり寄っていくの。」と言っていて。
ああうん。私もなんだか今はそのほうがしっくりくるなと思いました。
俯瞰してみると不思議なご縁。
でもずっとお風呂というキーワードを心の中に持って動き続けてつながったご縁。何もせず立ち止まって引き寄せるなんて私には絶対無理だった。じりじりとにじり寄ってたぐり寄せていたそれが、いまやっとつながっている気がしています。
それでもラッキー8割だろうし、
あきらめなければ絶対うまくいくなんてことは言えないけど。
あきらめなければやらないよりは何かが生まれるもんなんだなと。
実際に実現に向けて動いてみると、覚悟や話し方という気構えの部分からマネタイズやらの経営に関わる部分まで、新しいことが多すぎてパンクしそうなので、ああもう辞めたい!とやっぱやりたい!の狭間でドMな毎日だけども。
世の中の起業してる人たちはみんなドMなのでしょうか。
そんなこんなで、まだしばらくばたつきそうですが、この機会に銭湯に携わるいろんな方にお会いできたらいいなと思います。
落ち着いたらゆっくり温泉にでも浸かりにいきたいなぁ。
もうしばらくがんばります。
ではでは。