みやべえの今日のみや風呂

風呂旅ライターみやべえの、温泉&銭湯をめぐるみやブロ(風呂)グ

【三重県 / 湯の山温泉 / 湯の山グリーンホテル】春にこそ行きたい。お花見風呂が楽しめる湯の山温泉

おひさしぶりです。みやべえです。

春ですね。春ですよ。

 

小さいころ誰かから「ヒトって体内に花粉症バケツを持っていて、そのバケツがいっぱいになってあふれるとカフンショーになっちゃうんだよ。バケツの深さはヒトによって違うから、若いうちからバケツがイッパイになるヒトもいれば死ぬまでならないヒトもいるんだけど、一回あふれちゃうともう元にはもどれないんだよ。」と教えられ、なにそれコワイ!!とおののいた記憶が鮮明にあり、春になるたびに今年のバケツ基準が気になります。いま何号目〜とか体温計みたいに測れるモノがあればいいのに。

幸いまだ花粉で春を感じるセンスは持っていないので、最近コートがいらなくなってきたな~とか、なんか14時ごろになるといつもよりねむいな~(これは結構通年)とか電車の花粉予報とかで春を感じています。

 

あああ早くお花見したい。

桜の下で寝っ転がって酒飲みたい。

 

ということで、これからのお花見シーズン、春うららかな時期にこそ行きたい三重県の湯の山温泉をご紹介します。 

 

◆気の抜けたコーラになろう

春の湯の山は、例えるなら「気の抜けたコーラ」になれる場所。シュワシュワの強炭酸のような慌ただしい日々のあれやこれやをかなぐり捨てて、ただの甘いとろーんとした誰トクでも無い液体になり下がりたいようなとき、ないですか?

私は1年に数回、”気の抜けたコーラ欲”が襲ってくるのですが、そういう時は人がめっちゃ集まる観光地やお土産が並ぶ温泉街よりも、毎日をリセットできるようなこういう何もない場所に萌えます。

特に予定も決めずに、自然豊かな美しい山をのんびり散歩しながらたまにサルやリスを見つけて喜んだり。

気の済むまで温泉に浸かったあと、桜の下で団子をたべながらゆらゆらと季節を楽しんだり。↓f:id:miya-be:20170323203452j:image時間を気にせずとにかくのんびりするには最高です。特に、春の湯の山は山桜がそこらじゅうに生えているので、お花見シーズンの景色が本当に素敵。

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私が訪れた3月末も、満開の桜が楽しめましたが、その割にあんまり観光客はいなくて、穴場スポット感満載でした。

 

湯の山へは、名古屋から阪神線に乗り換えます。

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ころんとしたフォルムの短い電車。湯の山に近づくにつれ乗客もほとんどいなくなり貸し切り状態です。

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1時間くらいとことこ揺られて湯の山駅へ到着。

駅を降りてすぐの景色がなんかもうすでに桃源郷。初日はポツポツと雨が降っていたものの、桜と霧があいまってすごく幻想的ですなー。

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道は舗装されていますが山をそのまま活かしてるので、ホテルに向かって歩いていると普通に猿に出会えたりしてテンションが上がります。

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◆お花見風呂ができる最高の露天風呂

10分ほど山に向かって歩くとグリーンホテル湯の山に到着。外観は少し年季を感じますが、ロビーは見渡すほど広く、部屋も広いし綺麗でなかなか良いホテルです。

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早速お風呂へ。

源泉が豊富な湯の山グリーンホテルは、敷地内だけで4本の源泉が湧いているらしくそのうちの2つを贅沢に浸かっているのでお湯の使い方が豪快。かけ流しも多く、お風呂の種類も室内に2つ、露天が2つと色々楽しめます。

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脱衣所もメイクルームも明るくて清潔。

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さてさて、まずここのお目当ては何と言っても湯の山の風を存分に感じられる大露天風呂<なごみの湯>。

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こちらは女湯からの景色ですが、青空の下満開の桜を眺めながら大きな露天風呂に浸かるという贅沢なお花見風呂スポットです。ケダマさん曰く、男湯の方はこの桜が露天風呂の真横にどーんと立っているので、より桜の真下で湯に浸かることができるとのこと。

燦々と降り注ぐ日光を浴びながら風にそよぐ桜を見る。しあわせだぁぁ。

さらにさらに、この桜、夜はライトアップもされるのです。湯けぶり煙る湯から真っ暗な夜空とほんのり照らし出された桜。

ただの天国。

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 大露天風呂の前には、ツバキの花が美しい日本庭園の小道のような通路があり、屋根つきの<庭園露天風呂 癒しの湯>があります。

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湯の花がふわふわ舞っていて、とろっとした温泉。掛け流しのお湯がずっと溢れているのですごく贅沢な気持ちになれます。

雨降った時用の雨傘も素敵。

ここは屋根があるから、これ持ってさっきの大浴場に浸かるのかなぁ。風流だなぁ。

 

浴室内にはプールのように広い<大浴場 ひすいの湯>と、地下1300mから湧きだす<源泉風呂>があります。

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両方とも大きく窓が切り取られているので、外にいるような開放感。光もたくさん入るので日中に入るととっても気持ちいいですよ。

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東京からわざわざ3時間半もかけて三重県まで行っといて、伊勢神宮も志摩のお魚も楽しまずただひたすら山で温泉に浸かりまくるという、文字どおり”湯の山”を楽しんだ旅。

三重県の魅力を存分に感じられました。

次回は、湯の山に来たら是非立ちよりたいグルメと山歩きをご紹介します。

 

ではでは、素敵な春をお過ごしください。

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