【東京都 / 高円寺駅 / 小杉湯】お肌つるつる小杉湯の巻〜前編
はじめましての方もそうでない方も、
こんにちは。
ずっとずっとまとめたかった旅と温泉。ワッショイ!ナニ書こう!と張り切りすぎてアレもコレもと迷っていたら、立ち上げから1ヶ月経っていました、みやべえです。
意気込んで難しい情報を書いても誰トクなので(そもそも書けない説)気張らずいつもの(みやべえの雑記モノガタリ)ペースでやっていこうと思います。現在進行中で奮闘している温泉ソムリエのマニアックな話とか大好きな秘境の温泉の話とかも…そのうち。
1回目の今回は、2年間通い妻のように通い続けた、愛する高円寺の銭湯のお話です。
高円寺の文化も溶けこむ自然回帰水
古着やライブハウスのメッカでもあり、50年以上続く阿波踊りの聖地でもあり、若者サブカルチャーと伝統が混ざり合う下町のサラダボウル的な街、高円寺。
そんな高円寺北口を出て純情商店街を5分ほど歩くと、
細い路地にはアンバランスなほどどっしりとした瓦屋根の銭湯、小杉湯があります。
鯉の暖簾をくぐって中に入ると、
カウンターの前に小さい水飲み場。
90mの深井戸水に自然回帰システムとやらでエネルギーを与えた、自然回帰水という水をお風呂に使っているのが小杉湯の特徴です。
この自然回帰水、普通の水より吸収効果が高く、お肌にもよいとのことで
アトピー肌が良くなったとか、むくみが減ったという人もいるとか。
ペットボトルも売っているので、おうちに持って帰ったりお風呂でこうやって飲むこともできます。
ちなみに超余談ですが、先日温泉ソムリエの資格を取った時たまたま隣に座ったおじさま(耳までのカマキリ髭)と仲良くなり、色々話していたらその方こそ自然回帰システムを作るセラミックパイプの開発者さんでして。
「ココココココ小杉湯スキデス・・!!」
と憧れのアイドルにドッキリを仕掛けられた芸人のようなキョドりっぷりをみせてしまい、すごい不信な目で見られました。(ご本人はめっちゃいい方でした。)
小杉湯のお風呂は
•美肌効果を謳う40度とちょっとぬるめのミルク&岩盤浴泉風呂
•ゆずや薬草などのちょっと熱めな46度の日替わり&岩盤浴泉風呂
•全国の温泉の泉質を再現した3タイプのマッサージバスに
•自然回帰水掛け流しの水風呂と
銭湯にしてはかなり充実したラインナップ。
週末に温泉ピラティス教室を開いたり作家さんのギャラリーとして場所を貸したり、銭湯という人の集まるスペースをお風呂以外でもうまーく使っていて、高円寺らしいサラダボウルな一面も持った銭湯です。
ここがすごいよ小杉湯その1
そんな、お風呂も雰囲気もはなまるマーケットな小杉湯なのですが、
この銭湯のみやべえ的HOTポイントその1は、
社畜深夜族にやさしい。
というところ。
深夜1時45分と夜遅くまでやっているので、終電ギリギリまで仕事をまくし立て、
深夜1時くらいにダバダバ滑り込んでも、
「ゆっくりあったまっておいでね〜」 と番台のおじさまが快く入れてくれます。
「あー今日頑張ったなーなんか自分にご褒美ほしいなぁ」
と思ったときなんかにピッタリ。レンタルタオルも1枚借りられます。
昔、「いつどこで好きな人に出会うかわからないから
私はいつも勝負パンツはいてるの」と豪語する
合コンマスターと呼ばれる友人がおりましたが、
私はいつどこで銭湯とソウイウカンケイになってもいいように
常にタオル1枚はかばんの中に常備している銭湯オタクなので
タオル1枚借りられれば体洗って絞って頭に巻いてと
十分使えるので、仕事帰りにふらっと楽しんでいます。
夕方から22時くらいまではご高齢の方や親子連れも多いものの、
深夜の銭湯は仕事帰りなのかライブ帰りなのか
30前後の女盛りな女性が意外とたくさんいるんです。
家に帰って一人でぼーっとするよりも、他の女性の裸体を見るともなしに眺めながら「みんななにしてきたのかなぁ~」とぼーっとしているほうがなんだか癒されるのは私だけでしょうか。
(眺めることでいろいろ比べて落ち込むという弊害もあります。)
そんな感じで気持ちよく湯に浸かってから、
深夜2時前の閉店ギリギリに銭湯を出て、濡れた髪をパパッとまとめて
湯冷めしないように小走りで駅前のタイ料理屋バーン・イサーンに走り、
ビールとトムヤムクン(orパッタイ)食べて一息つく。
やってはいけないアラサーOLの見本のような至福コース。
このタイ国屋台居酒屋、バーン•イサーンさんも高円寺には欠かせない
うまい・安い・朝までやってるという3拍子そろったファンタスティックなお店でして。
屋台居酒屋という名の通り見た目からしてもう雑多なオーラむんむんではあるのですが、
銭湯あがりのビールが染みる本場の味が格安で楽しめるところです。
タケノコと鶏肉がごろごろ入ったグリーンカレーとか
激酸っぱいけど病みつきになるトムヤムクンとか
あっさりしたパッタイもおすすめ。
長くなったので次回は小杉湯後編です。
美容の湯、小杉湯ならではの入浴の仕方も交えておはなししようかと思います。
今日もあなたの1日がいい湯加減でありますように。
ではでは~。
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小杉湯
住所:東京都杉並区高円寺北3−32−2
営業時間:夕方15時30分〜深夜1時45分まで
定休日:毎週木曜日
料金:大人460円・小学生180円・幼児80円
※共通割引入浴券可能
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